ううん…きっと最初から私はただの生徒。


先生から見たらあたしはただの子供で


婚約者は全くの別物。


ついこの間まで小学生だったあたしを恋愛対象としてなんか見るわけなかったのに…


あたしは何を勘違いしてたんだろ…。

きっと花言葉に興味を持ったのも彼女の影響…。



――こうして私の初恋は終わりを告げた。

この日から私は自分の名前が嫌いになった。


そして雨の中ずぶ濡れになりながら散々泣いて決めたんだ…


もう当分恋なんてしないって……。


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