女王様とお調子者 **恋の花が咲いた頃**


「あ~…なんていうか…解放感あるから。ずっと教室にいたら里中だって行き詰まる時あるだろ?」

『はぁー…』


確かにつまんない授業だと退屈な時あるけど…先生がそんな事言って良いわけ?

「それに…」

先生がそこで言葉を止めて、顎で向こうをみろとでも言うようにしゃくる。


『え?…わぁ…』


そこにあったのは…凄い綺麗な夕陽。


「夏は青空、冬は陽が落ちるの早いから夕陽。なんか明日も頑張ろうって思えね?」

…ズルい。

そんな笑顔で言わないでよ…。


結局、夕陽が落ちるまで寒さも忘れて、ずっと屋上に居た。

むしろ…ドキドキしすぎて熱い位だったんだった…。