「見てたっていうか…ほら、そこの死角になってる所でタバコすってたら告白してんの聞こえて、ヤバそうな雰囲気だったから火消して飛び出したら、里中だったんだよ」
はぁ…つまり最初から聞いてはいたわけね…。
なんて冷静に思う。
「…心配しなくても誰にも言ったりしね~よ!」
黙ってたのを誰にも知られたくないと解釈したっぽい先生が言う。
『はぁ~…』
別に知られようが気にしないんだけど…。
「その代わり…俺がタバコ吸ってたの内緒な?」
そう言って、人差し指を口の前に立てて、イタズラっぽく笑った先生にドキッとした。
いつも冷めてて、先生を見てキャーキャー言ってる女子をバカにしてたのに…
この日から先生が気になってしまったんだ……。

