とにかく…

『毎日言われても、あんたと付き合う気無いから。あんな事言って、女の子に恨まれたらあんたのせいだからね!』

「大丈夫!なんかあっても俺が守から!」

『はぁ~?…もう良いわ』

自信満々に言う佐伯に言い返すのも疲れたあたしはそう言うと、

「待ってよ~梨優!」

そう言ってくる龍之介を無視して早歩きで昇降口へと向かった。