あたしが落ち着きを取り戻すまで男の子は側に居てくれた。 「もう…大丈夫だから…ありがとう…」 ポンッ――頭に手を乗せ笑顔で 「どういたしまして♪」って言った。 「そう言えば……びしょ濡れだよ?」 「それはお前もだろ?」 お互いに顔を見つめ合い笑った。