「……しないでよ…」 どうして…―― 「は?!何て言ったんだよ!!?」 「邪魔しないでよ!!!?どうして!?どうして行かせてくれないの!!!」 男の子は黙ったまま何も言わない。 お願いだからあたしを行かせてよ…―― そんな時だった。