「寒くない?大丈夫??」
優しい声が聞こえてきた。
さっきのお姉さんだ!

ボクに気がついてくれたんだ!

お姉さんが連れてきてくれた!!


「お姉さん・・・。」
お姉さんの足に顔をこすりつける。

「まぁ。可愛いわね♪私の名前は・・・」

ガタン!!



目を開くとさっきの場所にいた。


ボクは夢を見たのだ。


さっきのお姉さんと暮らす夢・・・。


段ボールが横になって外に出られるようになっていた。


雨は今も降り続けている。

あれが現実ならいいのに・・・。