「あたし毎朝浅井君と勉強できて嬉しかったの。廉くんの気持ちも考えないでひとりで楽しみにしていたりして…ごめんなさい。」
どうしていいかわからずにオロオロしている僕に、香織は信じられない言葉を残して教室を出て行ってしまった。
楽しかった…僕と毎朝過ごすのが嬉しかった…?楽しみにしていただって。
あれ…?彼女は何て言った…『廉くんの気持ちも考えないで』って…僕の事『廉』って呼んでたよな。 …どう言う事だ?
まさかとは思うけど、香織にとって僕は単なる『都合のいいクラスメイト』なんかじゃなかったって事?
自惚れかもしれない。
彼女の事が好きだから、勝手に自分の都合の良いように思い込もうとしているのかもしれない。
だけど…もしも香織も同じ気持ちでいてくれるとしたら?
万が一、香織が僕の事を少しでも好きだと思っていてくれたら?
ごちゃごちゃ考えている場合じゃない。
そう気付いた僕は彼女を追って駆け出していた。
彼女に謝らなくちゃいけない。
僕の気持ちを伝えなくちゃいけない。
後悔したくないよ。
君を泣かせたまま友達にさえなれなくて終わるなんてイヤだ。
たとえ勘違いでもいい。
僕の事をなんとも思ってないと言われてもいい。
君の涙の訳を知りたい。
どうしていいかわからずにオロオロしている僕に、香織は信じられない言葉を残して教室を出て行ってしまった。
楽しかった…僕と毎朝過ごすのが嬉しかった…?楽しみにしていただって。
あれ…?彼女は何て言った…『廉くんの気持ちも考えないで』って…僕の事『廉』って呼んでたよな。 …どう言う事だ?
まさかとは思うけど、香織にとって僕は単なる『都合のいいクラスメイト』なんかじゃなかったって事?
自惚れかもしれない。
彼女の事が好きだから、勝手に自分の都合の良いように思い込もうとしているのかもしれない。
だけど…もしも香織も同じ気持ちでいてくれるとしたら?
万が一、香織が僕の事を少しでも好きだと思っていてくれたら?
ごちゃごちゃ考えている場合じゃない。
そう気付いた僕は彼女を追って駆け出していた。
彼女に謝らなくちゃいけない。
僕の気持ちを伝えなくちゃいけない。
後悔したくないよ。
君を泣かせたまま友達にさえなれなくて終わるなんてイヤだ。
たとえ勘違いでもいい。
僕の事をなんとも思ってないと言われてもいい。
君の涙の訳を知りたい。



