校舎の北側のあまり人の来ない場所まで来て座り込む。
この場所で初めて見たんだ。廉くんが眼鏡を外しているところ。
ちょうど木陰になる桜の木の下で眠っている彼を見つけたのは桜が花の季節を終え緑の美しい葉桜になった頃だった。
それまで、クラスでも目立たなかった彼なのに眼鏡を外した廉くんは何処か普段と違って見えて、何だか胸が切なくなるくらいに締め付けられてドキドキした。
普段の彼はもしかしたら本当の彼じゃなくて、もっと色んな顔を持っているのかもしれない。
そんな風に思えて、どんどん廉くんへの興味が膨らんでいく。
ボサボサの癖のある髪はそのままなのに、「もしかして人違い?」そう思ってしまうくらい彼の寝顔は本当に無防備で、幸せそうにうっすらと笑みを浮かべる彼の薄い唇に触れてみたくて…。
一瞬だけ掠めるようにキスをした。
この場所で初めて見たんだ。廉くんが眼鏡を外しているところ。
ちょうど木陰になる桜の木の下で眠っている彼を見つけたのは桜が花の季節を終え緑の美しい葉桜になった頃だった。
それまで、クラスでも目立たなかった彼なのに眼鏡を外した廉くんは何処か普段と違って見えて、何だか胸が切なくなるくらいに締め付けられてドキドキした。
普段の彼はもしかしたら本当の彼じゃなくて、もっと色んな顔を持っているのかもしれない。
そんな風に思えて、どんどん廉くんへの興味が膨らんでいく。
ボサボサの癖のある髪はそのままなのに、「もしかして人違い?」そう思ってしまうくらい彼の寝顔は本当に無防備で、幸せそうにうっすらと笑みを浮かべる彼の薄い唇に触れてみたくて…。
一瞬だけ掠めるようにキスをした。



