「咲希ちゃん…そんなわけないじゃん!あの俺様で、地獄耳なやつがあたしのこと助けるわけないじゃん」 「美姫?よく考えてみなって。 美姫があのままだったら高島先輩になんて言うつもりだったの?」 そ、それは……。 「ほらね?なにも言えないでしょ?」 そうだけど…。 「あのねぇ、この際だから言うけど、美姫が呼び出されて教室を出ていった後、高瀬くんもあんたの後を追って教室を出ていったのよ」