「美姫、今日の夜は暇か?」
朝食の途中、お父さんがいきなり改まった顔つきで口を開く。
「別に暇だけど…なんかあった??」
あたしは首をかしげながら聞く。
お父さんにしては珍しい発言。
「いや、たまには外で食べようかと思ってな。それと逢わせたい人もいるんだ。」
「逢わせたい人?」
「まぁ、詳しくは夜な」
そう言うと、お父さんは食器をチャッチャと片付けて、会社に行ってしまった。
だれなんだろ、逢わせたい人って…
まぁいいや!!
そう思いあたしも食器を片付け、家を出た。
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