「ファンクラブをなくす!?
ありえないですわ?
あちらの秀様も好きでしたけどあたくしはこちらの秀様の方が好きですわ!!」
周りにいた女子もうんうん頷いて顔を赤くしている。
皆さんはこっちがツボなんですね…。
て、ことは…
またファンが増えるな〜。
「ファンクラブは続行させていただきます。」
目をハートにさせて、訴えてる。
「あ…。
じゃあ、ファンクラブの奴らに守って欲しいことがあんだけど。」
何を言うんだと、クラスの皆が秀に注目してる。
「俺の彼女に手出すな。」
…。
いっきに教室が静かになる。
「彼…女……と言うのは…どなたの…ことですか?」
軽く震えて見えるのはあたしだけでしょうか…。
やっぱ秀はアイドル的な存在なんだろうな…。
