自信満々に言い切った恋人に、幸せな笑顔で、でもいつものように沙成は応えたのだった。
「・・・ばーか」


 

 


 

 クリスマスも明けて二十五日。ウエストには一枚の写真パネルが飾られていた。
 休暇の終わった秀宏や、沙成を心配して来た幸はそのパネルを見てほっと胸を撫でおろしたそうである。
 


 

 この二人が、これからどんな物語りを作っていくか、とても楽しみだけれど、それはまたの機会においておいて、この冬の物語りはおしまいになります。

 

                          

  


END