視線に耐えられず、瑠璃は目をそらした。


「・・人に干渉するのが好きなようだな」


瑠璃は琥珀に背を向けて特注書の束を整頓し始めた。


「いいえ、人に干渉することが好きではありません。」

「なら、分かったような口で他人を説教をするのが好きなのか。」


声を苛立たせて瑠璃は言う。


しばしの沈黙。

異様な空気が流れた。




琥珀はゆっくりと口を開くとその沈黙を破った。












「いえ、瑠璃様が好きなんです。」