―1時間後―




……あー…やべぇ…。寝られねぇ…



涼は目を開けた。



一緒に寝たは良いがやっぱ寝られない。




窓から星空が見える。



ちらっと見てみると瞳は寝てる。



さっきも寝顔見たけど…



可愛いな…



って!余計寝れなくなる!


俺は頭をブンブン振った。



違う事考えよ!違う事!



俺は頭と胸を落ち着かせてから深呼吸をした。



…本当に…俺等の学校が最初なのか…



つーかなんのメリットがあってこんな危ないウイルスをばらまいたんだ?



俺等の学校に…何があるって言うんだ…



銃があったくらいだから何かがあんだろうけど……



考えても答えは出てこなかった。



…つーか、日本とアメリカって直通だよな?



ウイルスなら…あっちにも行くんじゃないか?




…アメリカに行って…大丈夫なのか…



考えれば考える程不安がつのっていくだけだった。




…駄目だ!寝よっ!




そう思った瞬間前の席から何かが聞こえてきた。



「危な…!」



ドカン!




声が聞こえたの同時にもの凄い衝撃が車を襲った。