涼「皆、強いよな…」



俺はボソッと呟いた。



瞳「えっ?」



瞳はきょとんとしながらこっちを見た。



涼「だってさ…ゾンビだって恐いのに…あんな化物出たのに大野なんか窓から身を出して銃ぶっぱなしてるんだよ?みみちゃんも…熊坂さん助ける為に銃使って…夕花ちゃんだってなんだかんだで宇佐美達のサポートしてるし…富恵も勇気あるし…なのに俺はなんも出来てないからさ…」




瞳「え…」




…あっ!



俺は今更だが口を閉じた。


瞳は不安そうに俺を見つめてる。




馬鹿じゃねぇの…



守るとか言ったクセに…



沈黙が流れた。



すると…



瞳「そうかなぁ」



涼「えっ?」



瞳が口を開いた。