えっ…?



顔が今までで1番近い。



てゆーか、体が近い。



もう抱き締められてると言って言いくらい…じゃない。抱き締められてる。



瞳「りょ…涼くん?」



涼「大丈夫だよ。俺が…守ってあげるから」



瞳「…えっ?」



涼「大丈夫」




香水のにおい…。意外に大きな身長で抱き締められとるなんだか安心する。




涼「たしかに俺は大野みたいに運動神経ないし、富恵のように勇気もない。それに宇佐美達みたいな頭も良くない。でも…なんとかするから…だから…」




一呼吸置いてから




涼「だからそんな不安にならなくていいんだよ」



ウチは思わず泣きそうになった。



涼くん分かってくれてたんだ…



ウチが不安だった事…




瞳「うん…。ありがとう」


涼「う…うん//」



その後、ウチらは外を眺めてた。




その間も涼くんはずっとウチの手を握っててくれた。



…大丈夫。



絶対生き残れる



誰も欠けないで




また皆で笑い会える日がくる



そんな事を考えてたいたら急に眠気が襲ってきた。



やっぱ疲れたな…



瞼が重い…



ウチはそのまま寝てしまった。




そんな瞳を見て涼も寝てしまった。