慎重に向かったのとさっきの場所で音をたてていた事が良く、ほとんどゾンビに遭う事はなかったが街は酷い有り様だ。



夕花はさっきから携帯をいじっている。




沙「夕花さっきから何、携帯いじってるの?」




夕「うん。遊志大丈夫かなって…」




宏「えっ…誰?」




夕「夕花のダーリン」




宏「彼氏!?」




夕「うん」



後ろでそんな会話をしている時、先頭の涼と瞳は慎重に道を選んでいた。



瞳「本当酷い有り様だね…」



涼「うん。…早く安全な場所につけるといいな」



それに引換後ろでは夕花が彼氏を自慢していた。




夕「金髪でーちょっとヤンキーだけどー」



涼「次の角を左?」




み「うん」




そう角を曲がった時だった。



ドン!




「いってーな!おい、こらふざけんなよ!」




夕「カッコイイの〜口は悪いけど」




涼にぶつかって来て文句を言ったのは金髪の少年だった。