流「なっ…」


祐「何、言ってやがる!早くこっちに…ゲホッ!ゲホッ!」


祐騎が咳き込む。


淳「ごめんなさい。でも…俺はやっぱり皆と行けない。償わなければなんないから…。今はこの暖かい場所に居られる資格がない。勝手なのは承知です。だけど…俺にチャンスを下さい」

淳志が言った。


瞳「そんな、淳志くん!」

淳「兄さん、ごめん…。こんな弟で…」


淳志がそう言って笑ったのと同時に遊志が走った。


流「!遊志く―…」


遊「うおらぁ!」


遊志が滑り込んだ。


涼「宇佐美!」


ギリギリ遊志は淳志側に行った。


夕「遊志!!」


夕花が叫んだ。


淳「なっ…何してんだよ、兄さん!今すぐ解除するから戻って―」


遊「ふざけんな!さっきも言ったろ!俺はどんな事があってもお前の側に居るって!」


遊志は怒鳴った。


淳「兄さん……」


遊「そんな弟を…残していけるかよ。…大丈夫だ。俺も謝ってやる。…1人で背負うな。俺たち、家族だろ?たった2人の…兄弟だろ?」


遊志の言葉に淳志はまた目を潤ませた。


淳「兄さん…。ありがとう……!」


淳志はそう言った。


遊「つー事で…俺等、兄弟はここでお別れだ。わりーけど…夕花の事は頼んだぜ」


遊志はそう言って笑った。

夕「そんな…。!!」


もう扉は閉まる。


その瞬間、夕花の目にあるものが移った。