夕「そうだよね…。辛かったよね…。これからは皆で進もう」


夕花も笑った。


遊「…そうだぜ。それに、一応これでもお前の兄貴だしな。例えお前が極悪人でも…家族は違う。ずっと側に居続けるよ」


夕花と遊志も笑った。


淳「っ……!」


そんな皆の顔を見て淳志は涙を流した。


淳「っ…ありがとう…ございます……。本当に…ごめんなさい……!うぅ…!」

肩を震わせて泣いた。


祐「とにかく…。今は脱出が先決だ。屋上まで道案内を頼めるか?屋上まで行けばこちらでなんとかする」

祐騎が聞いた。


淳志はそれに対し涙を拭いて「分かりました。任せてください」と言った。


祐「よし…。じゃあ、いつ爆発するか分からん。すぐに連絡する。しながら行く」


祐騎はそう言うと通信機を取り出し連絡をし始めた。

祐「こちらBグループ。至急ヘリの要請を頼む。場所は―……」


流「どっち?」


祐騎が連絡している間に流架が聞いた。


淳「あの奥のドアを進むと生物保管庫があって、そこにはバイオハザードが起きた時の為に封鎖する扉があるんです。その先に進むとエレベーターがあってそこからすぐ屋上に出られます」


祐「よし、なんとか15分以内に来るよう要請した」


通信機をしまうとそう言った。


流「15分!?よくそんな早く要請出来たね」


祐「Cグループが来たばかりらしいんだ。だから、Cグループが使っていたヘリですぐ来れるらしい。そんな事より早く行くぞ。道は―…」


そう祐騎が言いかけた瞬間後ろから轟音が聞こえてきた。


流「!?」


涼「なんだ!?」


後ろを見てみると下から背中から無数の触手を伸ばした右腕が変形して大きく歪んでいる化物が出てきた。

祐「なんだ、あいつ!?」


淳「まさか…!」


淳志が目を大きくさせた。

遊「なんだよ、淳志!」


淳「あれは…フェイラーだ!まさか…J、生きてるんじゃ…」


瞳「えっ!?」


淳志が呟いた。