遊「お前っ…大丈夫なのか?」


見る限りとても辛そうだ。

胸からはまだ出血している。


立っているのもやっとの状態だろう。


いや、よく立っていられると思うくらいだ。


それでも淳志は「大丈夫……」と言った。


淳「本当にごめんなさい……。俺は…償えないくらいの事をしました……。これは当然の罰なんです……。特に…伊坂さん、堀北さん、熊坂さん、大野さん…佐野さんには……どうやっても償えません……」


ボタボタ…


胸の血は止まりそうにもない。


それでも淳志は謝った。


確かに、淳志のせいで沙紀は死に、みみと涼は実験台にされ、そのせいでみみと裕大は死んだ。


夕「淳志くん……」


淳「それなのに……俺の為に怒ってくれた…。こんなバカな俺の為に……」


淳志は瞳と祐騎を見た。


淳「だから…せめて少しだけでも…役に立ちたいんです…」


淳志は頭を下げた。


流「淳志くん…」


遊「淳志……」


瞳「…淳志くん。正直、気持ちの整理は…つかないよ。沙紀を…殺したのが貴方だって事……。涼とみみに…ウィルスや寄生虫を投与したのに関わってた事……」


淳「……」


淳志は思わず下を向いた。


瞳「でもね…貴方だけが悪いんじゃないって分かってるよ」


淳「えっ…?」


思いがけない言葉に淳志は顔を上げた。