目をあけて上を見て見ると涼が苦しそうにしている。

「グゥ…!ガァァァ!」


バッと瞳から離れる涼。


J「!?」


両手で顔を押さえて苦しそうに身をよじる。


瞳は何があったのか分からなかった。


「ガアァァ…!」


右手を瞳の方に出した。


まるで求めるように。


その腕は震えている。


すると微かに何かが聞こえてきた。


「…ミ…」


瞳「えっ…?」


瞳は耳を澄ませた。


涼が何かを言っている。


「…ト…ミ…」


そして、ハッキリこう言った。


「瞳……!」


瞳「りょ…う…!?」


確かに涼は瞳の名前を呼んだ。


涼は片手で顔を覆ったまま膝をついた。


祐「伊…坂…!?」


流「涼くん!?」


遊「伊坂!?」


夕「伊坂くん…!」


瞳は思わず駆け寄った。


もう飛ばされたり、攻撃されなかった。