祐「佐…野…!」


なんとか銃を取り出そうとした祐騎の横腹をJが蹴った。


祐「グァッ!」


さっきの蹴りのせいで少しのダメージでもきつかった。


J「邪魔するなよ、祐騎」

祐「っ…!佐野…」


祐騎は苦痛で顔を歪めながら見る事しか出来なかった。


他の人もそうだった。


流架は触手で押さえ付けられているし、遊志、淳志は動けず、夕花は武器がない。


さっきの状況と同じになっていた。


涼はゆっくり瞳の方に向き直る。


次の瞬間、一瞬だけ見えなくなったがいつの間にか瞳の目の前まで来ていた。


瞳「……!」


咄嗟に銃を構えたが、もう間近にに居る。


J「どうする?また撃つ?」


Jは楽しそうに言った。


瞳「…………」


カシャン―……


J「!?」


瞳は黙って銃を床に落とした。


瞳「もうやめて、涼……」

涙が頬を伝う。


だが、そんな瞳の言葉も今の涼には届かない。


目の前に居るのに……


J「無駄だよ。そんな言葉」


Jが言ったのと同時に涼は触手で瞳の肩から胸あたりにかけて殴った。


祐「佐野…っ!」


瞳「アゥッ…!」


瞳は倒れた。


ポタッ…


傷は大して深くはないが血が出ていた。


涼は冷たい目でこちらを見ている。


瞳「っ……」


瞳は痛みに堪えながらまた立ち上がった。


瞳「…分かった。だったら…ウチで最後にして」


瞳はそう呟いた。