J「頭が悪い子だね…。君が取り引きしたら皆、助かるんだよ?…そういえば、瞳。君は涼と付き合ってたんだって?」


瞳「えっ…?」


J「それなのに助けようとは思わない?助けられるかもしれない可能性を自分から切るの?そこに転がってる奴等だって…友達なんじゃないの?」


瞳「それは……」


確かにそうだ。


ここでJに協力すれば皆だって助かる。


でも、全員が必ず助かるわけではないし、涼やゼロだって元に戻るという保証だってない。


それに……ここでJに協力してしまったら今まで戦ってきた事や助けてくれた人達の想いを裏切る事になる。


瞳が思考を巡らせて、黙っているとJはクスクス笑い出した。


瞳「? 何……?」


J「いや、やっぱり人間って醜いなって思って」


瞳「いきなり何を……」


J「だってそうだろ?結局実験台になりたくないだけなんだろ?」


瞳「えっ?」


J「じゃなかったら、恋人のこんな姿見て…助けたいって思うに決まってるじゃないか。友達って奴を助けたいと思うだろ?それを
断ってるんだから…結局の所、自分がよければいいって事だろ?」


瞳「そんなっ、ちが―……」


J「何が違うんだよ。さっきなんか、全く躊躇せずに涼の事、撃ったじゃないか」


瞳「!」


ギュッ…


自然と手に力が入った。


それでも、Jは話続ける。

J「それで恋人?友達?アハハ!可笑し過ぎて涙が出る―…」



瞳「いい加減にしてっ!!」


「!?」



ついに限界を越した瞳が怒鳴った。