J「!?」


触手の先端が撃ち抜かれていた。


ズルッ…ドサッ


祐騎が床に倒れ込んだ。


流「ひ…瞳ちゃん…」


撃ったのは瞳だった。


祐「ゲホッ ゲホッ…!さ…佐野…ゲホッ!」


祐騎は激しく咳き込んだ。

流「…?瞳ちゃん…?」


流架が心配そうに声をかけた。


何故なら銃を持ってる瞳の手が震えていたからだった。


いや、全身が震えている。

瞳「もう…やめて、涼。その人は…ウチ等を助けてくれた人なんだよ…?」


瞳の問いかけにも全く反応しない。


ツゥと涙が頬を伝った。


J「おや、おや…。今まで黙ってたと思ったら…。意外に乱暴なんだね」


Jが笑いながら言った。


J「うーん…。じゃあ、取り引きしない?」


瞳「取り…引き?」


J「そっ。取り引き。今、ここで生き残ってる人達は助けてあげる」


祐「!?」


瞳「えっ…」


思いがけない言葉が聞こえたと思った。


しかし、そんなに上手く行く訳がなかった。


J「ただし。君はここに残って俺の手伝いをする事」

流「なっ…」


瞳「……!」


J「良い取り引きだと思うけど?皆は助かるし…それに涼やゼロと一緒に居られるだろ?」


ニコッと笑って言った。


祐「佐…野…。聞くな…。ゲホッ」


流「聞いちゃダメだ。瞳ちゃん!」


自分が行けば皆が助かる……。


それに、涼や…ゼロの側に居て……助けてあげられるかもしれない…。


でも…っ!


瞳「…お断りします」


J「?」


瞳は小さな声だったがハッキリそう言った。