祐「ゲホッ ゲホッ…!」


口から血を吐き出しながら、苦しむ祐騎にJが口を開いた。


J「本当に減らず口の減らない子だね、祐騎」


グッ


そのまま祐騎の背中を踏みつけた。


祐「ハァ…ゲホッ…」


あまりの衝撃で声も出なかった。


J「そうだね…。どうせ殺すにしても人間という資源の無駄使いは良くないよね」


そう言うと腰の所から銃のような注射器を取り出した。


中には青い液体が入っていた。


J「これはヒドラの卵。卵を投与して約10時間で卵は孵化する。孵化したら宿主の意識をコントロールし始める。当然、宿主の意識はヒドラに飲み込まれてなくなる…。君にはウィルスは効かないけど…強いから俺の護衛をして貰うよ。ゼロばかりじゃ悪いからね」


スッと足を退かすのと同時にまた祐騎の体が持ち上げられる。


足には力が入っていないようで、ダランとなったままだ。


J「ふふ…」


祐騎の首に注射をしようとした瞬間、銃声がし注射器が壊れ青い液体が零れた。

遊「!アンタ…!」


流「ハァ…ハァ…」


見ると手をギリギリ、触手から逃れ、銃を構えた流架が撃っていた。


Jはそれを見るとまたパチンッと指を鳴らした。


ドカンッ!


また触手の力が強くなった。


流「グアッ!」


流架はまた動けなくなった。