余裕の笑みを浮かべてるJの首あたりを祐騎は蹴りつけた。


ドカッ!


鈍い音が響いた。


J「クス…」


流「!?」


でも、それはJに当たったわけではなかった。


涼が片手で祐騎の蹴りを受け止めていた。


祐「どけっ!伊坂!!」


そう言っても涼は全く反応しない。


J「凄い蹴りだね。恐い、恐い。当たってたら病院行きか死んでたかもね」


Jはそう笑いながら言ってその場を離れて行った。


祐「ちっ…!」


Jが離れた瞬間、触手が祐騎の頬を打ち付けた。


バシッ!


祐「!」


祐騎の頬から血が出る。


祐「…………」


祐騎の表情に険しさが増した。


流「あっ…」


流架が呟く。


遊「?なんだよ?」


淳志の近くまで移動した遊志が聞き返す。


淳志は相変わらず顔を手で覆っている。


すると、流架も少し険しい表情になっていた。


流「祐騎がキレた…」


遊「えっ?」


頬に触手が当たったのを確認した涼は、また攻撃を始めた。


遊「!動きが早くなった?」


激しい触手の攻撃を祐騎はするすると抜けていく。


そして、あっという間に涼の目の前まで来るとポケットからスプレーを取り出して涼の顔に向かってかけた。


シュー!


「!?」


一瞬だけだったが、涼が顔を背けた。