淳「そ…んな……」


淳志は言葉が出なかった。

J「本当、人間って利用しやすくて楽だね。ちょっと導けばすぐそっちに行く。つけこみやすくて、助かるよ。でも、残念だよ。折角最後まで面倒みてあげようって思ってたのに」


遊「テメェ…!」


夕「そんなっ…」


瞳「なんて事っ…」


J「クスクス…。どんな気持ちだい?淳志。恋人が悲劇的に殺された感想は?」


淳「あ……」



J「苦しい?辛い?あぁ、その表情、良いよ。その絶望に満ちた顔…。中川さんもそんな顔してたよ。殺すだけならゼロに頼んだんだけど…。だから、行ったんだ。その絶望に満ちた表情で死ぬのを見るためにね…。でも、ハッキリ言えば君が殺したようなもんだけど。君が利用される条件を揃えたせいで…中川さんも、死期が早まったんだから…。まぁ、どうせすぐ死んだだろうけど。あぁ、そうだ…良かったね、小畑 夕花さん」


夕「えっ……?」


Jの言葉が分からない。


何故、夕花が良かったのか。


夕花が聞き返すとJは楽しそうに答えた。


J「もしかしたら、君が死ぬ事になってたかもしれないんだから…。淳志と中川さんに感謝しなきゃね」


ニコッと笑いながらJは言った。


淳「あ…俺…は……」


淳志は顔を手で覆った。


J「本当助かったよ、淳志。君が最初にヒドラの被験体になってくれたお陰でこんな風に出来たんだから」


そう言って涼の方をチラッとみた。


J「ありがとう。これで、大好きな、大好きな中川さんの所に行けるね?クスっ…アハハ!」


Jは笑い出した。


淳「うわあああ!」


淳志が悲痛な叫び声をあげた。


祐「貴様ぁ!!」


それと同時に祐騎がJに向かって走ってきた。