流「どうする!?このままじゃ…」


流架が銃を構えたまま、言った。


祐「なんとかして、攻撃するしかないだろ」


流「なんとかって、どうやって―…」


祐「! 危ない!」


流「!?」


祐騎が横に逸れたのと、その言葉に反応して流架が避けたのとほぼ同時に『ドン!』という物凄い音と砂ぼこりが立ち込めた。


瞳「祐騎さん!流架さん!」


瞳が叫ぶ。


辺りは砂ぼこりで何も見えない。


流「ゲホッ。あ…危なかった…」


流架が砂ぼこりの中で呟いた。


何も見えない。


(あっ!祐騎は!?)


流「祐騎!?居る!?」


呼びかけるが答えはない。

すると、砂ぼこりの中で影が揺らめいた。


(誰だろ…)


銃を構えたまま問いかける。


流「祐騎?居るんなら返事を―…」


その時、砂ぼこりから白い細長い何かが流架を捉えた。


流「―! しまった…!」


まるで子供を持ち上げるかのように軽々と流架の体が持ち上げられ、そのまま壁に叩きつけられた。


ドカン!


流「ぐっ…!ゲホッ!」


ピチャッと血が床に着いた。

いつの間にか涼が目の前にいた。


触手で流架をがっちり押さえている。


祐「流架!」


砂ぼこりが治まってきて、祐騎が流架を見付けた。