J「クスクス…。戦ったって無駄だよ」


流「無駄かどうかは…お前が決める事じゃない」


J「クス…まぁ、いいよ。無駄って事…あの2人に教えてあげなよ、涼」


パチンッ…


Jが指を鳴らすと涼は2人の方を向いた。


そして「じゃあ、精々頑張ってみなよ」と言うとJは離れた。


祐「あぁ、そうさせて貰うぜ。…伊坂。今、解放してやるからな」


カチャッ…


2人はそれぞれ銃を構えた。


そして、程無く触手の攻撃が始まり2人は触手を避けた。


祐「流架!固まってると危険だ!分かれよう!隙を見て本体を狙え!」


流「了解!」


2人はバラけた。


流「早いな…」


流架はどちらかと言えばライフルを使ったりする遠距離タイプ。


中々、本体に近づけなかった。


その代わり、射撃の腕はS.Dの中でも上位に入る程だった。


流「仕方がない…。移動しながら撃つの好きじゃないんだけどねっ…!」


少し距離があったが、流架は撃ち始めた。


涼はそれを鬱陶しそうに触手で払っていた。