ヨロッ…


よろよろしながら、淳志は廊下を歩いた。


淳「…………ゲホッ…ゲホッ…!」


トンッ


壁によりかかっても歩くのを止めない。


ザァー……


雨音がしてきた。


雨が降りだしてきたようだ。


淳志はいつの間にか屋上に来ていた。


雨が激しく降っていて雷まで鳴り出している。


淳「……………」


屋上の真ん中まで来て、淳志は止まった。


なんで……?


なんで、こんな事に…?


俺達はただ、普通に笑って生きてきただけなのに……

ウザイ…?


何が……?


なんで、それだけで由李が死ななきゃなんないんだ…?


ナニモシテナイノニ……


淳「…は…は……」


この時、完全に淳志は壊れてしまってた。


淳「あ…はは……!」


深い 深い……


淳「アハハハっ…!」


悲しみと絶望で……


淳「アハハハっ!」


豪雨の中、笑い続ける淳志。


その目から流れてる涙を雨が流した。


淳「なんだよ…一生懸命生きたって…結局報われないんじゃないか」


許さない…絶対に…


淳「復讐してやる…絶対…!」


そう、空に向かって言った。