流「あっ、エレベーターがあるよ」


暫く歩くと、地下に続いてるエレベーターを見つけた。


祐「よし、乗ろう」


そう言って皆乗り込むが、瞳だけ動かない。


夕「瞳?」


声をかけて、やっと反応する。


瞳「えっ?あっ、ゴメン聞いてなかった」


はっと我に返ったかのような反応だ。


祐「…佐野。無理するなよ?」


瞳「あっ…はい。大丈夫です」


そう答えた。


きっと大丈夫ではないだろうが。


祐「そうか。なら進むぞ」

祐騎は特に追求しなかった。


すると


カシャン


「!?」


何かが落ちてきた。


流「これ…写真?」


落ちてきたのはペンダント型の写真入れ。


流架が拾って中身を見た。

流「!これ…!」


その中に写ってたのはさっきの男の子と瞳だった。


祐「佐野、お前やっぱりこいつを知ってるんじゃ……」


だが、瞳は何も反応せずにそのペンダントを見つめていた。


瞳「こ…れ…は…」


キィン!


瞳「あっ…!」


さっきより酷い頭痛がした。