裕「すぅー…はー……」


よし…行こう。


俺は出来るだけみみの近くに閃光弾を投げつけた。


バシュッ!


み「!?」


さっき投げつけられて、いたのでさっき程は目眩ましに使えなかったが近付くには充分な時間だった。


裕「うらぁぁぁー!」


裕大はコルトパイソンと中に入っていた予備のベレッタを片手に走りだした。


右手は骨折していて、力が入らないが気力で右手にも銃を持ち撃った。


ガンッ ガンッ ガンッ!


み「ッ!」


いくら頑丈になっても痛覚があり目や、急所に連続で当てられれば怯む。


暫く撃って居ると胸の所から普通より大きな寄生虫が顔を出した。


アレを撃てばもしかしたら…!


俺はなるべくダメージを与えられるように至近距離で撃とうと一気に距離を縮めた。


み「…!」


だが、寄生虫もやられっぱなしではない。


さっき以上に触手の猛攻撃が始まった。


凄く早い。


裕「くっ…!」


なんとかその触手を避け、もう少しでみみの目の前まできた所で…


ヒュン…ドスッ!


裕「…ッ!」


体に触手が突き刺さった。