遊「先に行ってる!だから、お前も早く来いよ!」


遊志が叫んだ。


瞳「大野…無理しないでね!?後でちゃんと来てよ!?」

裕「…わぁーてる!!いいから早く行け!時間がないぜ!」


裕大は笑顔でそう言った。

祐「大野。地下で待ってる。あと、これも使え。…必ず役に立つ」


そう言うと右足についていたポーチを取り外してそのまま裕大に渡した。


裕「ありがとう」


裕大が礼を言うと祐騎はそのまま扉の向こうまで走った。


裕「皆、行ったな…。じゃあロックするな!」


ガシャッン!


扉がゆっくり静かに閉まって行く。


完全に閉まる前に裕大は皆に笑いかけた。


ガシャッァン!


扉が完全に閉まったのと同時にみみの視力が回復した。


辺りに裕大しか居ないのに気付くとみみは冷たい眼差しで裕大を見た。


裕「よぉ、みみ。久しぶりにタイマンデートすっか」

裕大は銃を構えて言った。