み「う…ああぁ…!」


みみちゃんが突然激しく苦しみ始めた。


涼「みみちゃん!?」


ググッ…!メリメリ…!


み「あっ…あ゙ぁ…!」


左腕の肘から突起物が。


J「あーあ…急に変形させたから突然変異を起こしてるんだな」


Jは人事のように呟く。その間にもみみちゃんは苦しそうに身をよじっている。

涼「っ!みみちゃ―…」


みみちゃんに駆け寄ろうとしたが叶わなかった。


ドカッ!


涼「!?ぐぅ…!」


武装した人に腹を思いきり殴られた。


ドサッ……


みみちゃんの横に倒れ込む。


苦しくて息が出来ない。


J「クスクス…急がなくたって教えてあげるよ……君にはね…通常にいる人間の耐性なんかよりも強い耐性があるんだよ……」


涼「強…い……?」


段々薄れ行く意識の中で俺は聞き返した。


J「そう…。君は使えるよ…涼……」


涼「くっ……」


最後に苦しみに耐えているみみちゃんの姿を見た……。