男は嫌な笑い方をしている。


もしかして…こいつがJ…?


J「逃がそうとするなんて…駄目じゃないか、みみ」


パチンと指を鳴らしたのと同時にみみちゃんの右肩がビクンと痙攣した。


み「うあっ…!」


ドサッ!


たったそれだけの動作でみみちゃんは倒れた。


涼「みみちゃん!」


俺はみみちゃんを気遣った。


み「はっ…あぐっ……!」

酷く苦しそうだ。


J「クスクス……逃がそうとしたから…少しお仕置きしないといけないね」


そう言うと今度はコンコンと靴で床を2回鳴らした。


ビクン!


背中から右肩にかけてググッと少し動いた。


み「ああ……!はっ…あぐっ…!」


メキメキと肉を裂く嫌な音が響く。


J「今度は何処を強くしようか?右肩はだいぶ良い感じになってるから……左腕にしようか?」


み「や……め……ああっ…!」


ついに左肩にまで影響が。

その様子を楽しそうに見てるJに対して俺は……


涼「いい加減にしろよ!!」


ビリッ…


怒鳴った。