ガン!


ある程度進んだと思ったら換気口のふたを蹴落とした。


みみちゃんはストッと降りる。


み「ハァ……降り…られる?」


涼「みみちゃん。俺も男だよ?降りるくらい出来るよ」


そう言ってストッと降りたが足がちょっとじんじんと傷んだ。


み「そう…ね…。それ…より……こ…こは……処理用…シューター……なんだけど……ここ…から…地下の…ハァ…下水…道…に出られる…はず…なの……そし…たら…地上…に出られる…から……皆…と合流…出来る…よ」


左手で頭をかかえながらそう言った。


涼「下水道か…分かった」

よし、じゃあ、行こうと言おうとした瞬間みみちゃんが口を開いた。


み「じゃあ……ここ…からは…1人で…行ける…よね…?」


涼「えっ…?」


俺は処理用シューター足を入れようと止めた。