み「ん……」


僕は真っ白の空間に居た。

ここは……?


真っ白の空間の真ん中に僕だけがベッドかなんかに居た。


てか、なんで僕生きて…?

感染したのに……。


ピッ ピッ ピッ……


機械音がする。


少し顔を上げるとよく分からない機械があった。


み「もしかして………」


ガバッと起き出した時だった。


み「痛っ!!」


全身に激痛が走った。


み「な……!?」


全身に点滴のような物が繋がれていた。


全部機械に繋がっている。

み「い…一体何が……?っ!」


今度は右肩に違和感が。


み「くっ…!」


ブチッ ブチッ!!


体についていた点滴を抜いた。


そこから血が出たがそれよりも右肩の違和感の方が気になる。


み「っ……!」


全部抜き終わってから地面に足をつけた。


グラァ…


み「!?」


目眩を感じた。


一体何が起こって……


とりあえず僕はおぼつかない足取りでその部屋から出た。

―――
「博士よろしいのですか?」


監視カメラからその様子を見ていた監視係が白衣の男にそう伝える。


?「うん、いいよ。彼女には俺が話をつけるから……」


そうニヤリと笑った。