「ハァ…ハァ…」


皆が、僕らの前に来た。


涼「ばっ……」


裕「? 涼ちゃ―……」


涼「馬鹿野郎!何、逃げてんだよ!危ないじゃん!」

裕「えっ?」


遊「そうだぞ!お前等、俺の話全く聞かねぇで蹴りやがって!覚えとけよ!」


どうやら僕らの勘違いだったみたいだ。


裕「だ…だって…」


淳「みみさん。詳しく話してくれませんか?話なら走りながら兄さんに聞きました」


遊志は走りながら皆に話を済ませていた。


み「分かった」


僕は深呼吸してから話した。


み「僕が連絡を取っていたのは秘密機関『SHADOW』…通常『S.D』と呼ばれる場所でパパはここの役員なんだ。2〜3日前からこの事件の事を知っていたのはパパから連絡きたから。初めは信じられなかったけどね……。パパは何年も前からその馬鹿げたウィルスを作っていた組織の存在に気付いてたんだって。だから、いつかこうなるのを予想して僕に銃を教えてくれたって聞いた」


遊「シャドウ……確か、裏の掃除屋って呼ばれてる組織だな…。でも、そこからなんで俺等の側にスパイが居ると言う話になったんだ?」


み「僕らの回りに……化物が多過ぎない?」


涼「……確かに、あの化物に3回は会ってるよな……」


瞳「でも、それはあの化物が多いだけじゃないの?」

瞳がそう言った。