カシャン


銃が地面を転がった。


み「くっ…!」


すかさず、みみが反撃する。


遊「っ!」


み「女だからって馬鹿にしないで!」


結構、蹴りの威力があんな……。


仕方がない!


バッと堀北の腕を掴んだ。

み「!! 離せ…!」


遊「堀北 聞け!マジで俺は何も知らない!もし、お前の父親の話が本当なら、そんなに騒ぐと……」


俺が、そう言うと「うぉぉ!」と声がして背中に衝撃が来た。


遊「ぐっ!」


俺は思わず膝をついた。


?「みみ!行くぞっ!」


誰かが、堀北を引っ張った。


み「! 裕大!」


裕「行こう!」


裕大がみみの手を引っ張り走った。


遊「ゲホッ ゲホッ!まっ…大野……ゲホッ!」


くそっ…!


息がしづれぇ……!


遊「待て……!……ちっ!」


もう、だいぶ2人は遠くに居た。


このままじゃ……あの2人が危ねぇ!


俺は息を整えてから、一旦部屋に戻った。