遊「……関係ない?嘘だな。だったら、大野が銃を使うのが上手い理由を言ってみろよ!」


み「……それは僕が裕大に教えた。ゲームって言って……。でも、裕大は全く関係ない!」


遊「教えたんだろ!?だったら……」


み「……だったら、僕も言わせて貰う。いつまで、騙してる気なの?このスパイめっ!」


カチャッ……


キッと睨み付けながら堀北が銃を突き付ける。


……はっ?


今……なんて言った……?

遊「はっ?なんの事……」

み「惚けないで!アンタなんでしょ!?僕等の行動を、このウィルスを作った組織に報告してるのは!」


遊「どうゆう事だ!?」


俺は、動揺した。


そりゃあ、この事件はウィルスによる物だと仮定はしていたが……本当に、こんなウィルスが?


死人を生き返らせたりするウィルスが……


それに……なんで、スパイが俺達に?


遊「……だったらアンタがスパイなんじゃねぇのか!?現に事件の事を知ってるじゃないか!」


み「そ……それは…」


みみがほんの一瞬だが、隙を見せた。


今だ!


俺は、その一瞬の隙をついて堀北に飛びかかって銃を蹴飛ばした。