―数時間後―


遊「暗くなってきたな……」


瓦礫が酷く、そんなに進まずに辺りが暗くなってきてしまった。


淳「暗い中歩くのは危険だよ。そろそろ、休めそうな場所を探そう」


裕「賛成〜……。つーか……ぶっちゃけ、疲れた…」


足場が悪いので、他の皆の疲労も溜まっていた。


遊「確かに……闇雲に進んで昨日みたいな事になったら大変だからな……」


夕「何処で休む〜?」


遊「そうだな……」


涼「あそこで、いいんじゃないか?」


涼が指を指した所は元は飲食店だったような、1階立ての建物だった。


裕「おっ♪いいじゃん☆入ってみよーぜ」


中に入ると人が一人入れそうな大きな穴が空いてる場所が一ヶ所だけあり、少し荒れていたが何も居なく休めそうな場所だった。


涼「どっちにしろ、見張りはつけないといけないし……ここで見張ってればいいんじゃないか?」


瞳「そうだねっ」


裕「んじゃっ、ここで休もうぜ」


ドサッと裕大が倒れた。


夕「てか、誰から見張りする〜?」


み「じゃあ、僕が最初に見張るよ」


遊「!」


みみが名乗り出た。


裕「じゃあ、俺も……」


み「あぁ、1人で大丈夫。ここは身動き取れるし、それに……裕大疲れてそうだし。最初は僕1人で見張るよ」


裕「そっか?優しいなみみは〜♪」


み「その後の順番は勝手に決めといてっ」


淳「分かりました。よろしくお願いします」


瞳「だったら、またじゃんけんしよっか?」


涼「そうだね」


遊「………」


皆が騒いでる中、遊志は考え事をしていた。