うっ……


まさか『疑っている』なんて言えねぇな……


俺はちらっと2人を見た。

遊「あー、それは、アレだ。2人供荷物がなさそうに見えたから何を持ってきたのかなって思ったんだ」


そう咄嗟に嘘を言った。


み「あぁ……なんか、僕らが探索した場所、1階は服で2階は玩具売り場になってたから特に何もなかったんだよ」


さらり、とみみは答えた。


遊「あ…あぁ、そうなのか」


裕「本当に狙ってねぇんだな!?」


遊「ったりめぇだ。俺には夕花と淳志が居るからなっ」


夕「夕花もダーリンが大好き」


そう抱き着く夕花。


だが、他の人は皆何も言わない。


遊「? おい?」


裕「前から思ってたんだけどさーもしかして、遊志って……ブラコン?」


遊「なっ!?」


皆がざわついた。


み「あー、ありえるね」


遊「べっ…別に弟を大事に思ってたっていいだろ!?」


瞳「確かにそうだけど……。まさか、そこで淳志くんの名前まで出るとは思わなかったから」


遊「な…なんでだよ!?なぁ、淳志?」


淳「……流石に、今の空気で俺出すのはちょっと……」


遊「えっ!?」


淳志に言われて傷つく遊志。


どうやら、ブラコンは当たってるようだ。