涼「よし………。これくらいでいいかな?」


中には上の方にあった調理をしなくて良く長期保存が可能な缶詰をメインに入れた。


瞳「うん。これくらいあればいんじゃないかな?」


涼「じゃあ…地下2階に行ってみよう」


瞳「ちょっと待って」


瞳がしゃがんだ。


涼「? どうし…」


カチッ


涼「あっ」


瞳の手に家庭用懐中電灯が握られていた。


瞳「さっき見つけたんだ。電池入ってて良かった」


涼「おっ、流石 瞳♪そーゆー所しっかりしてるなっ」


そう言って涼はウチの頭をわしわしと撫でた。


瞳「そんな事ないよっ//じゃあ、行こう?」


涼「だなっ」


2人はさっき降りてきた階段まで歩き出した。


瞳「わっ!ここ穴空いてる!」


ちょうど通路の真ん中辺りに大きな穴が空いていた。

涼「うわっ!危なっ!」


瞳「あっ、上にも大きな穴が空いてるよ」


天井を懐中電灯を照らすとそこにも大きな穴が空いてた。


涼「か……壁を伝って来て良かったな…」


瞳「そうだよね。もし、真ん中通って来てたら……死んでたかもね」


涼「うん。しかし……なんでこんなでかい穴が空いたんだ?」


瞳「……もしかしたら…あの化物が居るかもしれないね……」


涼「そうだな…。なんにせよ 気を付けよう」


瞳「うん」


ウチ等は慎重に階段を降りて地下2階に行った。