―地下2階―


涼「更に真っ暗だな……」

地下は光が遮られているので凄く暗かった。


瞳「本当だね……」


涼「まぁ、でも…段々目が慣れてきたからなんとかなりそうだな……。とりあえず懐中電灯でも探そっか?」


瞳「うん。そうしよっか」

コツン… コツン……


真っ暗で静かな空間には2人の足音しか聞こえない。

涼「地下2階って……何フロアなんだろ…」


瞳「案内板見てくれば良かったかな……。でも、ウチ英語分かんないんだよね」

涼「英語?英語はちょっとなら出来るからな…。前に選択で英語とってたから。でも、多分宇佐美達の方が余裕で分かりそうだけどね」


瞳「頭良いもんね。兄弟2人で」


涼「だからなっ。あっ!これ…予備の懐中電灯じゃね!?」


暗いので壁を伝って歩いてたので壁にある予備の懐中電灯が置いてあったのに気付いた。


瞳「本当だ。とりあえずこれで見やすいね」


涼「あぁ。じゃあ、点けるぞ」


カチッ


懐中電灯を点けた。