コツン…コツン…



遊「静かだな……」



聞こえるのは自分達の足音だけ。



裕「ゾンビも居ねぇな。しかも……広くね?」



入ったデパートは大きく何が何処にあるか分からないぐらいだった。



淳「これは時間がかかりそうですね……」



涼「よし……。じゃあ、別々に探索しないか?」


涼はそう提案した。



瞳「えっ、でも危なくない?」



裕「俺は賛成だぜ。こんな広いのに固まってたら食料も探せねぇし。別行動の方がてっとり速いじゃん」



遊「まぁ、集団だと音が固まって危ないし……てっとり速いかもな……」



涼「よしっ。じゃあ、決りだな」



裕「んじゃっ、組み合わせどーする?」



裕大が背伸びをしながら言った。