涼「んじゃっ、翼さんにこの事を伝えてくる」



裕「おぅ!」




俺は走ってコックピットに戻った。



―コックピット―


涼「翼さん」



翼「涼くん。それでどうする事になったんだい?」



涼「はい。俺等ペンタゴンに向かう事にしました」




翼「ペンタゴン…国防総省か」



涼「はい。あそこならもしかしたら安全かもしれませんし、こうなってしまった何かがあるかもしれないんで」



翼「そうか……。分かった。それと…もう10分でアメリカに着くから着陸する準備をしてくれ」



涼「分かりました。」





―乗客室―



ポーン…



翼「もうアメリカに着くからシートベルトをして立ち歩かないようにしてくれ。間もなく着陸だ」



そこで放送が終わった。



夕「いよいよだね…」



遊「気を引き締めて行こう。何があるか分からないからな」



裕「分かった」



み「うん…」



瞳「……」



アメリカに……きっと何がある。



この事件の事……



ウチ等の未来の事が……




翼「着陸する」



涼「はい」



こうしてウチ等を乗せた飛行機はアメリカの地に入った……