ドン!と化物がドアから顔を入れた。



涼「こいつ…!」



淳「くそっ…やっぱあれくらいじゃ怯んでくれないか」



「シャアアア!」



化物は舌から血を流しながら唸っている。




遊「の野郎…もう離陸するってのに!」




飛行機はもう飛ぶ。




ガチャ




ドカァン!




「ギャアアア!」




爆音と共に化物の顔が爆発した。



宏之がグレネードランチャーを撃ったのだ。




遊「やったか!?」




涼「!いや!まだだ!」



化物はしつこくドアの所にしがみついてる。



その時…



「りん♪」




鈴の音が横を通ったかと思うと…



「裕大……堀北さん守れよ…………じゃあな……」




と微かに声がした。



宏「うおぉおお!」



宏之がグレネードランチャーとハンドガンを捨てサバイバルナイフを片手に…外に飛び出して行った。