「えっ...」 麻衣が右手に持っていたペットボトルを落とした。 「本間ごめん。自分勝手やけど今からそいつんとこいく」 「それって……」 「美樹やで」 「美樹には蓮くんが居るやん!」 「でもな...ごめん。好きやから」 俺はそれだけ言って走り出した。