俺はその歓声の中で理沙の涙を拭った。 「泣くなよ、理沙は笑ってるほうが綺麗なんやから」 「もー!大雅のバカ!」 そう言って俺に抱きついてきた。 なあ、理沙? 君の笑顔は本当に素敵だったんだ。 まるで俺を照らしてくれるような綺麗な月で俺が辛くてもいつも君は俺を温かい体温で温めてくれたね。